霧の空間体験 ー 今までにない新しい空間を提供する ―
 小林さんの作品「霧の空間体験」は、かつて万葉の頃から歌われ、松林図屏風にも描かれてきた霧を、近代建築の造形言語を通して新たに眺め、体験することができる作品として構想された。霧の空間体験をどう豊かに建築化するか。気象・地形・風景・プログラムが繰り返しスタディされ、最終的に、ガラス屋根の屋内空間と細長い外部空間が山麓から山頂まで並行して連続する空間が提案された。そこでは、季節ごと時間ごとに変化する霧の濃淡、光の直射と屈折、空と海の色、雨や雪を眺め、またそれらに触れることができる。構想の美しさと、幻想的な空間イメージが高く評価された。
担当教員:広島女学院大学 真木 利江 先生
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