生きがいをもって暮らせる小さな街
 本作品は、食を通じた人びとの交流が生まれるように計画された、郊外住宅地の集合集宅とコミュニティ施設の提案です。作者は、高齢者の社会的孤立の問題を研究し、生きがいをもって豊かな生活を送るためには、食に関わるさまざまな要素が重要であることに注目しました。敷地内には、住民だけでなく地域住民も利用できる農業エリアを設け、交流の場を創出しています。また、そこで収穫された農作物を調理して提供するカフェや、農作物を販売する屋台も併設しています。インテリアでは、高さを抑えた什器類、スロープ、床の高低差などによって、空間全体の視覚的なつながりを効果的にデザインし、人びとの自然な交流を促しています。本提案は、食を通じた人びとの豊かな暮らしとコミュニティ育成の将来性が高く評価されました。
担当教員:女子美術大学 下田 倫子 先生

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